こんにちは、あこです。
前回は娘ちゃんの高校生時代①のお話を書きました。
書いてはみたものの、なんだか気持ちが暗く沈んでいくようで…勝手に
前回の続きを書いていきます。
病院に通い、カウンセリングをうけ続けていましたが、この先生大丈夫か?と思い、
本人の希望もあり、一旦通院をやめることになりました。
なんとか高校2年生に進級
相変わらず、学校には行ったり行かなかったり…高校生1年生の冬でした。
幸い定期テストは受けられて、結果が悪くなかったことと、1年生の前半は学校に通えていたので
2年生には進級できることになりました。
学校が嫌なら、と転校も考えましたが、本人が望まなかったこともあり、そのまま進級することに。
今思えば、この時に学校を変えていればなぁ…結果論ですが( ノД`)
このあたりから、摂食障害とは違う衝動が増えていきます。
OD(オーバードーズ)
まずはOD(オーバードーズ)
- オーバードーズとは、薬物を過剰に摂取することです。そして、そこから得られる感覚から抜け出せなくなり、日常的にそれを繰り返していきます。過剰摂取が原因で後遺症が残ったり、時には死に至ることもあります。最近は違法薬物ではなく、普通にドラッグストアで売っているもので依存性の高いものがネットに出回っていて、若者を中心に問題になっています。
当時の私は、そんな言葉があることすら知りませんでした。
ある日、娘ちゃんの部屋から大量の薬の空き瓶が。
風邪ひいて飲んだのかな?と呑気に考えましたが、明らかに尋常な量ではなかったので、不安になってネットで検索したところ、ODのことがでてきました。
娘ちゃんに話を聞くと、飲まないと不安になる、飲むと学校やバイトに行ける…と
ここで娘ちゃんを責めるのは逆効果になると思い、
体に良くないから、できればやめられるようにしよう
娘ちゃんの体が心配だよ、と言い、見守ることに。
幸い、健康を害するほどの症状がでることはなかったですが
高校卒業までしばらく続いていきます。
ふらっと家出、遺書めいた書き置き
そして、家出を何度も何度もしました。
遺書のような書き置きを残して、鍵をポストにいれて、家を出て
数日帰らないときも。
ここで娘ちゃんの変わっているところは、連絡すると返事がくること。
そしてどこにいるとか、いつ帰るとか、そういう話を普通にしていました。
感情的に話すといけないと思い、怒ったりせずに普通のテンションで話すと
普通のテンションで返事がくるので、何とも不思議な感じでした。
気分にむらがあり、良いときと悪いときの差が激しくて
書き置きを残して家出をするときはとても気分が高揚していて
外に出て時間が経つと、気持ちが落ち着いてくるようで、何もなかったかのように話してくる。
感情的にならないように
大きい声をだしたり泣いたりわめいたりしないように
嫌な気持ちにならないように
必死に言葉を選んで、娘ちゃんの顔色をみて、話していました。
彼女を死なせたくなかったんです。
私にとっては、それがただひとつの願いでした。
願望を実現してくと、良い兆候が
そして、娘ちゃんの願望(わがままもあり)をたくさん聞きました。
髪の毛を染めたい、ピアスをあけたい、アルバイトがしたい、海外に行きたい…その他にもたくさん。
聞けるものはすべて叶えました。
やりたかったことができるようになった娘ちゃんは、少し明るくなったかのように見えましたが
相変わらず学校には通えていませんでした。
容姿が派手になっていく娘ちゃんは、やはり高校の校則違反ということで
学校に居続けるのが難しくなってしまいました。
そして高校2年生の秋に、通信制の高校に転入しました。
高校を変えたのは本人には良かったようで、オンラインでの授業も課題もさくさくとこなしていきます。
秋から1年分の単位をとるのは正直厳しいかもと言われて転入しましたが、2月には単位をすべてとりおわり、成績優秀で2年生を終えることになります。
相変わらず続く毎日の過食嘔吐。続くOD。このころは家出はなくなっていました。
娘ちゃんの状態も少しずつ、良くなってきているように見えました…
次回に続きます。
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