摂食障害のリアルな金銭事情

娘ちゃんについて

こんにちは、あこです。

パソコンが治ったのでやっっつとブログ更新しております。

今日は、過食をするうえで避けては通れないお金についてお話したいと思います。

私は摂食障害の娘がいる親目線で書くので、摂食障害のお子さんをもつ親御さんの傾向と対策(笑)として覚えていてほしい事です。

過食はとにかくお金がかかる!!

普通にご飯を食べて吐いているわけではないので、信じられない量を食べて、トイレがつまるほど吐きます。

だから、食費がめちゃくちゃかかります!!

我が家は2人家族でしたが、娘ちゃんがいたときは食費は多いときは10万円以上かかっていました(外食費除く)

毎日毎日買い物に行かないと間に合わないのです。冷蔵庫の中にあるものはすべて食べられてしまうから。

調味料もすごいスピードでなくなります。油、マヨネーズ、バター…買い置きはやめるか、なくなったら買うようにしましょう。

家に食べるものがないとき、過食のためのお金を、どのように捻出しがちなのか…

特に、学生のうちはバイトができなかったり、

そもそもうつ状態で働けないという場合も多いと思います。

娘ちゃんの学生時代の経験を踏まえてお話しします。

自分で働いたお金を過食につかう

まだ健全ですが

自分で働いたお金を過食に使い、それを吐くのは、本人にとってすごくストレスを感じるようで

なんのために生きているのか分からなくなる…と娘ちゃんはよく言ってました。

せめて過食に月いくらまで、と決められればいいのでしょうが

それがコントロールできないのが摂食障害の怖いところです。

スマホまとめて払い

娘が高校生のとき、スマホの請求がひと月で10万円を超えました。

何事かと調べてみたら、出前をスマホまとめて払いで、過食するものを頼んでいたのです。

うちの場合は私が昼間仕事でいないので、全く気付かず。ゴミも自分の部屋に隠していました。

気付いたのが遅くてこんな金額になってしまいましたが、注意が必要です。

知らない人からもらうお小遣い(いわゆるパパ活)

こういったことが未だに横行しているのは、お金をだす大人が100%悪いと思います。

体の関係なく、ただ一緒に過ごすだけでいくら、ということだそうです。

娘はバイトができないときにこれを始め、見事にネット警察に補導されました。

警察の方曰く、売る方も買う方も、捕まえても捕まえても減らない。子供は気軽なバイト感覚でも、犯罪に巻き込まれる可能性があるので…

過食したい、でもお金がない、家には食べるものがない、じゃあ…と踏み込んでしまう若い子が多いそうです。

親の心が分からないように、子供の心も分からない

我が家の娘ちゃんの場合ですが

過食嘔吐を始めて、家にある食べ物がどんどんなくなっていくので、私が買い置きをセーブしたんです。そうしたらパパ活を始めたそうです。

それから、毎日過食代として1,000円渡して、冷蔵庫の中に食べ物をいれておくようにしました。

そうしたら、コスパのいい食材を探してきて、自分なりに工夫して買い物をしてくるようになりました。

過食一切ダメ!と縛り付けると、子供なりにあの手この手を使ってお金を捻出しようとするんですよね。

この方法が正しかったかどうかわかりませんが、その後は警察のお世話になることはなかったです。

娘ちゃんが補導されたとき、警察の方はおそらく初めてではないでしょう、と言っていました。

当時の私は悲しくて情けなくて心がズタズタになりました。

毎日自分と娘ちゃんを責めて、泣いて、精神的にも金銭的にも余裕のない状態が続きました。

ただ、普通に育ってくれれば良かったのに、

普通に学校に行って、友達とケンカしたり、彼氏ができたり、バイトしたり、部活に励んだり

でも、普通は戻ってきません。

ある日突然、過食欲がなくなってくれないか

ある日突然、普通に学校に通えるようにならないか

何十回、何百回思ったかわかりません。

そうなったら、どうしたら娘ちゃんが生きるのが苦しくないか…という考えにシフトしました。

ここでは詳しく書きませんが、娘ちゃんは自殺衝動もあり、ODや遺書めいた置手紙を残しての家出もあったので…

もし摂食障害になってしまったら、その行為を責めたりせずに(私は責めてしまい大失敗でした)

もう見守るしかないのだと思います。

生きていてくれればいい…と、今でも思っています。

そして娘ちゃんの人生の中で、できれば幸せを感じられるようなことがひとつでも多くあれば

それが摂食障害の子をもつ私の願いです。

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